出雲大社の参拝の仕方や正しいルートはご存知ですか?
参拝方法やお賽銭のルールなど、間違って認識している方が意外と多いようです。
縁結びで有名な出雲大社ですが、間違った参拝方法だと、せっかくの御利益を授かれないかもしれません。
そこで、出雲大社をお参りする際の正しいマナーについて紹介していきます。
- 出雲大社の参拝の仕方
- 出雲大社のお賽銭のルール
- 鳥居のくぐり方
- 出雲大社の参拝の正しいルート
それでは、まいりましょう!
記事の目次
出雲大社の参拝の仕方|拝礼の作法
通常神社の参拝は「二礼、二拍手、一礼」ですが、出雲大社は他の神社とは異なります。
出雲大社では「二礼、四拍手、一礼」が拝礼の作法になっているので、作法に習って参拝するようにしましょう。
- 春夏秋冬の四季を表していている
- 4が幸せを表している
- 四方向(東西南北)の神様に感謝を表している
などなど、様々な説があります。
ちなみに、出雲大社の最も大きな祭典の5月14日の例祭(勅祭)の時は、4拍手ではなく8拍手をします。
8拍手する理由は、数字の「8」は昔から無限の数を意味する数字で、8拍手は神様に対して限りない拍手をもって讃える作法という意味合いがあるようです。
8拍手が行われるのは5月14日の例祭の時のみです。
出雲大社の賽銭のマナー|しめ縄に投げるのはダメ
注連縄(しめ縄)にお賽銭を投げて、しめ縄に刺さると縁起が良い・・・という噂を聞いたことがあるかもしれません。
ただ、注連縄にお賽銭を投げるのは間違ったやり方です。
しめ縄にお賽銭を投げ入れる行為は神様に対して失礼にあたるので、縁起が良いどころかバチが当たってしまうかもしれません。
お賽銭は心身の穢れ(けがれ)をお金に移して祓う意味があるので、静かに賽銭箱に入れるものです。
なので、周りに誰もいないからといって、しめ縄にお賽銭を投げ入れるのはやめましょうね。
出雲大社の鳥居のくぐり方
出雲大社には4つの鳥居が存在しますが、鳥居を通る際やってはいけないことがあります。
それは…
鳥居を通る際は、中央(真ん中)は通ってはいけません!
中央は神様が通る道ですので、鳥居の端を歩くようにしましょう。
カップルで真ん中を歩くと、そのカップルは別れてしまう・・・などと言われたりもします。
まぁ、別れてしまうというのは迷信ですが、神様が通る道を歩いてしまわないようにしましょう。
また、神社の鳥居は神様と人間世界を区切る境界でもあるので、鳥居をくぐる際は一礼して挨拶をしてから通るようにしてください。
中央を歩かない・一礼をする、というのは出雲大社以外の神社でも同じ作法です。
出雲大社の正しい参拝ルートで御利益を授かろう
1.勢溜の大鳥居
まずは、出雲大社の正門にあたる「勢溜(せいだまり)の大鳥居」からスタートです。
たくさんの人の勢いがこの場所に溜まるということで、「勢溜」という名前になったそうだよ。
2.祓社(はらえのやしろ)
勢溜をくぐって参道を歩くと右手に現れる社です。
出雲大社に参拝する際は、まずは祓社でお参りして身を清めます。
3.松の参道
参道まで続く立派な松の木が並ぶ道です。
松の参道を挟んで左右に道が分かれていますが、道の左側を歩くようにしましょう。
石が敷き詰められた真ん中の道は歩くのはダメです!
4.御神像
松の参道を歩いていくと、2体の像があります。
こちらの像は、出雲大社の祭神「大國主大神(オオクニヌシノオオカミ)」とウサギの像です。
神話の名場面が再現されています。
5.手水舎
御神像のすぐそばにある手水舎です。
手水舎で手と口を洗い清めたら、いよいよ社殿が立ち並ぶ神域に入っていきます。
【手水舎の作法】
- 柄杓(ひしゃく)に水を汲んで右手に持ち左手を洗う
- 柄杓(ひしゃく)を左手に持ち替えて右手を洗う
- もういちど右手に持ち替えて左手に水を受け、口をすすぐ
- 次に使う人の為に、柄杓を立てて洗う
では、いよいよ神域に入ります。
6.銅の鳥居
神域を邪気から守る銅の鳥居です。
鳥居をくぐる際は、一礼をして鳥居の端を通るようにしましょう。
7.神馬(しんめ)・神牛(しんぎゅう)像
鋼の鳥居をくぐると、すぐ左手にある「神馬・神牛像」です。
それぞれが神様の乗り物とされていて、子宝や学力向上にご利益があるとされています。
神馬は子宝安産
牛は学力向上
8.拝殿
御本殿の手前に位置する、参拝者の拝礼のための社殿です。
拝殿では、参拝者の御祈祷やさまざまな奉納行事が執り行われます。
9.御本殿
出雲大社のご祭神「オオクニヌシノオオカミ」の御神体が祀られている場所です。
上の写真は、御本殿正面の八足門です。
出雲大社の御本殿は「二つと同じ物がない壮大な神殿」と称えられるほどの壮大さで、見るものを圧倒します。
御本殿には大國主大神が祀られていますが、実は御本殿と同じ向きを向いているわけではありません。
御本殿は南を向いているのですが、オオクニヌシノオオカミは西を向いているため、参拝は御本殿正面だけでなく、西側(下の画像の場所)からも参拝するようにしましょう。
10.素鵞社(そがのやしろ)
御本殿の北側にある素鵞社の御祭神は「スサノオノミコト」です。
スサノオノミコトといえば、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治したことでも有名で、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の弟です。
また、出雲大社の御祭神「オオクニヌシノオオカミ」の親神でもあります。
11.神楽殿(かぐらでん)
出雲大社といえば、大きなしめ縄がある社殿を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
出雲大社のしめ縄を初めて見た人は、その大きさに圧倒されると思います。
それもそのはず、しめ縄は長さ約13メートル、重さ5.2トンの超巨大サイズです。
こちらの神楽殿で参拝を済ませたあとは、入り口横にある「御守所」で御守りを買ったり、絵馬を書いて奉納するのが一般的です。
おわりに
縁結びの最強スポットと言われている出雲大社。
境内はかなり広いですが、参拝にかかる時間の目安は「ゆっくり回って1時間程度」です。
出雲大社の参拝のあとは、たくさんのカフェやグルメが立ち並ぶ「神門通り」で、ご当地グルメをぜひ堪能してみてください。
今回、参拝やお賽銭について紹介しましたが、出雲大社は読み方を勘違いしている方もかなり多いようです。
出雲大社から分社した他の出雲大社は「いずもたいしゃ」と読みますが、島根県の出雲大社だけは「いずもおおやしろ」なんですよ。
ではでは、今回はこれにて。
出雲大社で良いご縁を授かれると良いですね。
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行動しなきゃ始まらない!
出雲大社には恋愛の神様もいるので、あなたの願いをきっと叶えてくれるはず。
ただ、あなたの願いを叶えるために大切なことは、あなた自身が行動すること。
「待っているだけじゃ何も起こらない!」
まずは、今日できることから始めてみては?